JIMU's BLOG

2011年09月の一覧

ヴェネツィア展へ行きました

急に秋風が吹き出して寒いくらいなこの数日。

連休の一日、東京江戸博物館で開催されているヴェネツィア展へ行きました。

500年も前に先の地震で話題になった液状化を防ぐ「サンドプレス工法」にも似た建築法で、

ラグーナという干潟へ「逆さまにすると森ができる」と言われるほどの杭を打ち込み、

その上に土台を作ったもので、今なお当時の姿をとどめていることが驚きでした。

また、その社会体制が貴族主導ではありながら、彼らは同時に世界を牽引する商人でもあったこと、

それ故のプライドと自信、合理性、強さ、潔さが

絵画に残された人々の表情やまなざしによく表れていました。

ローマの「真実の口」によく似た投書箱へは自由に告発でき、

その告発を100人議会と言う100人から成る議会で検討していたそうです。

ずいぶん前になりますが、ポンペイの遺跡を見たときに、

その明るい自由闊達さと合理的な都市の様子におどろきましたが、

ヴェネツィアには更に明確な自信と強さを感じました。

おもしろかったのは、我が家も大好き料理のひとつ「カルパッチョ」の名の由来。

ある伯爵夫人が加熱した肉料理を医者から止められていて

料理人が魚や肉にオリーブオイルやビネガーなどのソースをかけて出したところ

とても喜んだ夫人から「この料理はなんていうの?」と尋ねられ、

思わず鮮やかな赤で有名だった画家ヴィトーレ・カルパッチョの名を答えたのが始まりという一説。

長いこと彼の「二人のヴェネツィア婦人」の解釈が間違っていて、

さらに未発見部分があり、彼女らの目線の先に何が見えるのかという謎にも心躍りました。

お土産に絵ハガキセットとヴェネツィアガラスのアクセサリーを買って、

ヴェネツィアの人々の力強い笑顔を心にいっぱいいただいて帰りました。

投稿日:2011年09月26日(Mon) | カテゴリー:jimu's twitter記事ページへ